障がいのある方がサポートを受けながら就労をすることができる『就労継続支援A型』『就労継続支援B型』と障がいのある方が一般就労を目指し訓練を行う『就労移行支援』ですが、障がいがあれば誰でも利用ができるというわけではありません。
就労継続支援A型の年齢制限
就労継続支援A型は障がいがある方が、支援を受けながら雇用主と雇用契約を結んで働くことができる福祉サービスです。
雇用契約を結ぶため、最低賃金以上の給料が保障されています。
就労継続支援A型の年齢制限は、原則18歳以上65歳未満です。
就労継続支援B型の年齢制限
就労継続支援B型は、雇用契約を結び就労をすることが困難な障がいのある方が働くことができる福祉サービスです。
最低賃金の保障はなく、生産物に対する成果報酬として工賃が支払われます。
就労継続支援B型の年齢制限はありません。
就労継続支援B型から就労継続支援A型、就労移行支援へのステップアップを検討している場合には就労移行支援A型・就労移行支援の年齢制限（65歳）も考慮をし利用を検討した方が良いでしょう。
就労移行支援の年齢制限
就労移行支援は、障がいがある方が一般就労を目指すための支援を受けることができる福祉サービスです。
利用期間は原則最長2年です。
就労移行支援の年齢制限は、原則18歳以上65歳未満です。
対象年齢はサービス開始時の年齢であるため、65歳になる前日までにサービスを利用開始すれば2年間利用することができます。
就労移行支援は、就労をするわけではないため賃金や工賃は基本的に発生しません。
就労移行支援から就労継続支援A型の利用を希望する場合、64歳から就労移行支援を2年間利用するとすでに就労継続支援A型の年齢制限から外れてしまうこと、また一般就労を目指す場合には年齢的な制限が多くなることを考慮し利用を検討しましょう。
就労継続支援A型・B型 就労移行支援の年齢制限
就労継続支援A型、就労継続支援の年齢制限は原則18歳～65歳、就労継続支援B型の年齢制限はありません。
40代、50代の方ならどのサービスも利用することができます。
各サービスの事業所は事業所ごとに特徴などがありますので、気になる事業所は見学・体験等をして自分に合っているかどうかよく検討をすることをお勧めします。
