デイケアとは介護保険サービスの1つです。
通所リハビリテーションというカテゴリにあるサービスで、介護や支援が必要な方が自立的な生活が送れるように、リハビリ等をするサービスです。
要介護の認定を受けている方が利用するデイサービスとは異なり、日常生活の自立支援もデイケアの目的となっており、就労移行支援を利用して、一般就労に向けた訓練を行っている方も利用ができるサービスです。
デイケアとは
デイケアとは介護や支援が必要な方が自立をした生活をすることができるように、リハビリや訓練等を行うためのサービスです。
専門的なリハビリによって身体機能を回復させる介護サービスであり、医療ケアが必要な方が積極的に利用をすることが目的です。
デイケアで行われるリハビリは国家資格を持った各専門職が行います。
精神科デイケア
デイケアの中でも精神障がいのある方が利用できるのが精神科デイケアです。
精神科デイケアは精神科や心療内科に併設されていることが多く、看護師や精神保健福祉士などの専門職が所属をしています。
生活の困りごとなどを相談することができ、生活リズムの調整等を行い社会生活ができる生活環境を整ええていくことができます。
就労移行支援とデイケアとの併用はOK
一般就労を目指し訓練を行う就労移行支援とデイケアは併用をすることができます。
デイケアは医療サービスであり、就労移行支援は障がい福祉サービスで異なる種類のサービスです。
デイケア・就労移行支援はどちらも生活環境を整えることが支援に含まれるため、似たような内容の支援を受けることもありますが、生活環境を整えるための支援が主となる「デイケア」と、「就労をするためのスキルを学ぶ」就労移行支援は併用をするメリットも多く考えられます。
就労移行支援とデイケアの併用メリット
就労移行支援とデイケアを併用をするメリットは、学べるスキルが増える・受けられる支援が増えることが挙げられます。
就労移行支援では就労に必要なPCや対人スキルなどを学ぶことができます。
しかし、デイケアは障がいに対するケアになりますので、働くためのスキルを身に付けることは難しくなります。
また、反対に就労移行支援では障がいに対する専門性のある支援員がいるとは限らないため、障がいに対する専門的なケアが難しいこともあります。
併用をすることで、障がいに対する専門的な支援を受けながら働くことに関するスキルを身に付けることができるのです。
困りごとの相談先が増えるのも大きなメリットと考えられます。
就労移行支援とデイケアの併用のデメリット
就労移行支援とデイケアを併用した場合、デメリットもあります。
それは時間的な制限がきてしまうとことです。
就労移行支援は最大2年という限られた期間のなかで訓練を行うため、訓練が進んでいくと一般就労をしたときを想定しある程度安定をして通所をすることが大切になってきます。
就労移行支援の利用とデイケアを併用すると、利用時間や日数を工夫しなければいけなくなるというのが大きなデメリットとなります。
就労移行支援とデイケア まとめ
就労移行支援とデイケアは異なるサービスなので併用をすることができます。
しかし、どちらも十分に利用をするのは特に時間的に難しい場合があります。
デイケアにより生活が安定をしてきてから就労移行支援を利用して自立した生活を目指す。
あるいは、はじめは併用をしておき、生活面で安定をしてきたころに本格的な就労に向けて就労移行支援にシフトしていくのもお勧めです。