「働きたくない」「人と関わりたくない」と思うことは誰にでもあることです。
ある調査では仕事をしている人の84%以上は働きたくないと思う瞬間があるそうです。
働きたくない・人と関わりたくないと感じる理由は様々ですが、「甘え」ではないことも多いのです。
自分自身の「働きたくない」気持ちの理由が人間関係であるという方や、働きたい気持ちあるのに働けないという場合、自分自身に向き合う時間を設けることでこれから先が見えてくることもあります。
ここでは、働く意味を考え、就労に向けて利用ができる「就労移行支援」でできることを紹介していきます。
なぜ働く必要があるの?
仕事をし金銭を稼ぐことも「働くこと」ではありますが、それだけではなく家事をしたり、家族のために動いたり、その仕事を必要とする人がいるから行います。
家事など家庭内の仕事場合などは金銭を得ることはできない場合が多いのですが、企業や個人事業などで働くことで生きていくために必要な金銭を得ることもできる。ということも働く大きな理由です。
つまり生きていくためには働くことが必要です。
公的な支援もありますが、利用することで不自由さを感じる場合もあるようです。
人と関わりたくない・自分に自信がない
働きたくない理由はそれぞれありますが、「働きたくない」理由が『人と関わりたくないから』という方も多いのです。
また働きたいのに、その気持ちを難しくしているのが過去の人間関係ということも。
働きたいのに働けない。という場合、過去の人間関係に強いストレスを受けてしまった方や何らかの原因によりうまく人間関係を築けないということが多いようです。
また、自分に自信を持つことが出来ず仕事をする意欲を無くしてしまっている場合もあります。
他の人と比べて作業が遅い・ミスが多いなど、能力が劣っていると感じてしまったり指摘されることで自信を無くし意欲低下につながってしまうこともあります。
働きたいを邪魔するのは自分のせいではない場合も
働きたい気持ちがあるのに、働けない場合、その気持ちを邪魔するのは自分の責任ではない場合も多いのです。
人間関係など仕事上で受けた強いストレス、家庭での環境により何らかの病気を発症してしまっていたり、今まで気が付かなかった自分の特性が邪魔をしている場合があります。
また他の人と比較をしてしまい、それがなぜ自分はできないのか?と悩んでしまっている方も多いのではありませんか?もしかするとそれは生まれ持った自分自身の特性である可能性があります。
働けない今の自分を責めるのではなく、自分と向き合う時間を取ってみましょう。
専門医による心のケア
精神的に大きなストレスを受けたことによる発病や、持って生まれた障がい特性により「働きたくない」など意欲が低下してしまっている場合、心療内科などで専門医による心のケアはとても大切です。
自分自身が持つ病気や特性について、向かう方法、気持ちを軽くする方法など、今の状況に合わせた適切なアドバイスや必要に応じて薬などの処方をしてくれます。
精神の病気は確率された治療法が少ないため、診断を受けても劇的に改善することは難しい場合も多いのですが、同じように苦しんでいる方の診察をされている専門医の先生であります。
今の状況から脱することができる何かの糸口を提供してくれます。
就労移行支援で最長2年、自分と向き合ってみる
「働きたくない」「働きたいけど働けない」と苦しんでいるなら「就労移行支援」を調べてみてください。
就労移行支援は障がいを持つ方が就職に向けて訓練を行う施設です。
障がい者と言っても、障がい者手帳を持たない方の利用も認められる場合があります。心療内科等での受診がまだの場合も就労移行支援施設に相談をしてみることをお勧めします。
就労移行支援でできること
就労移行支援は仕事に必要なスキルだけでなく、仕事をするために必要な生活リズムを身に付ける。
自分自身のことについて知り、その対処方法などを支援員と一緒に考えていくことができます。
自分自身を見つめなおすことで「働くことの必要性」も改めて感じることが出来るようになります。
働きたくない。働きたいけど、働けない。なら就労移行支援に相談を
働きたくない。
働きたいけど、働くことへの不安や心配があるなら就労移行支援に相談をし一歩踏み出してみましょう。
就労移行支援は公的な援助により費用負担も最小限で利用ができるケースが多くなります。
相談だけして、利用できなくても問題ありません。