春がもうすぐです。先日は桃の節句でしたね。
昨年の今ごろは、ワークセンターのプログラムでお雛様の壁紙を作成していたことを思い出しました。
今は在宅訓練になっているのでなかなかグループの作業ができていませんが、就労移行では毎月テーマを決めて、季節を感じながら壁紙を仕上げています。
就労移行での壁紙制作の訓練の効果
就労移行で壁紙?就職に関係ないのでは?そう思われるかたもいるかもしれません。
ところが、壁紙を作る作業のなかに
- 他者と報連相を使ってのやりとり
- 配色やバランスを考える工夫
- ハサミやのりやテープをつかう軽作業
- 丁寧に切り貼りをしたりパソコンで画像を出したりと事務的な作業
- 会話も生まれますからコミュニケーションを学ぶ機会
いろいろな要素が入っています。このようなプログラムを通して、
- この作業好きだな
- 軽作業が好きだと思ったけどちょっと違うな、
- 人との距離感はこんな感じがいいかな
など、あらゆる面で気付きがあります。
皆それぞれ得意不得意がありますので、足りないところを補いあってひとつのものを作るということも今後の就職に役立つスキルとして学んでいき、みんなで作り上げる楽しみも同時に体験していただいています。
気持ちを落ち着かせて心のリセット
おひなさまつながりということで・・話は変わりますが、
もうすぐ春。
日本には四季があり、季節ごとにさまざまな風景を見たり感じることができますね。
私は、ひな祭りの朝、お茶を点てました。
最近よく聞くマインドフルネス。
茶道もマインドフルネスにあたるのかもしれません。
お茶のお茶碗にも、季節を感じることのできる絵柄があったり、寒いとき、夏の暑いときでお茶の点て方も変わります。
マインドフルネスは、瞑想やヨガなどのイメージがあるかもれませんが、今していることに注意をむけるということ。
散歩でも読書でも、なんでもよいと思います。
五感を意識してみると、新たな気づきがあります。
ワークセンターではときどき、みなさんにお茶を点てる体験をしていただくプログラムがあります。
今はまだ状況的に難しいかもしれませんが、またメンバーさんと日常を忘れてお茶会ができる日が来るといいなと思っています。
色々なプログラムを通して、気付きをもとに心豊かにしていきましょう。