つなぐ支援

だいぶ涼しくなって過ごしやすい日が続いています。

今日は、就労移行支援に入るときと卒業するときのことについてお伝えしていきます。

就労移行支援は2年間利用できるサービスです。

2年というのは、一つの就労移行で2年使えるのではなく、就労移行支援というサービスを使える期間が2年という考え方になります。

「限られた2年をどのタイミングで使っていくのか」

ということで迷われている方もいるのではないかと思います。

利用する前の段階でよく相談を受けるのは・・・

  • 就労移行を使うのは今がいいのか
  • それとも、もう少し準備ができてからのほうがいいのか
  • 自分が就労移行のサービスを受ける基準に該当するのか

サービスの内容もホームページなどで見る情報だけではわかりにくいこともあるので、検討の段階では想像がしにくいのではないかと思います。

利用できる2年間の中で一般就職を目指すというのはメンバーさんにとってもワークセンターにとっても目標の一つではありますが、必ずしも2年間通える方ばかりではない。

ということもよくあるご相談です。

ご都合で1年しか期間をとれない方や、すでに他の就労移行で期間を使っている方などもいらっしゃいますので、2年間通える方もそうでない方も、期間に合わせてワークセンターが「何を提供できるか」、希望する就職時期に合わせた「見通しを立てられるか」ということも重要になってきます。

ワークセンター藤沢では、最初の面談や実習の機会を通して希望に合わせた就職をするために何が必要か、あらかじめ提案させていただき、利用を開始してからもこんなはずではなかったということができるだけないようにお話を伺っていきます。

そして・・・

利用を開始してからも、いろいろな気付きがあるのが就労移行です。

就職で卒業される方も多いですが、必ずしも2年以内で就職することがその方にとってベストだということでもないことがあります。

中には体調を崩して退所される方もいますし、まだ自信が持てずA型やB型、地域活動の場など、他のサービスに切り替える方もいます。

利用期間の中で、自分に向き合い方向修正したいと思う方、就職はいまではないと思う方についてはメンバーさんの自己決定を尊重しながら、希望する方向への助言や一緒に方向を考えることをしています。

ワークセンター藤沢は、どんな卒業の仕方でも、できる限り事前に想定しながら段階的に次の場所につなぐということを目指して支援をしています。

就職でも、福祉サービスでもご自身が納得して次のステップに行くということはワークセンターを卒業した後もご自身が力を発揮していくために大事なプロセスとなります。

この秋、ワークセンター藤沢では就職活動をしているメンバーさんが数名いらっしゃいます。就職までにもいろいろ大変なこともありますが、メンバーさんにとってワークセンター藤沢に通所したことが、これから先の生活に少しでも役に立ったと思っていただけるような事業所になっていけたらいいなと思い日々支援をしています。

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